TimesTenデータ・ストアの内部一貫性チェックを行います。チェックする構造とチェックのレベルを指定できます。
アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このユーティリティではADMIN権限またはデータ・ストア・オブジェクトの所有権が必要です。接続文字列またはDSNに認証情報が指定されない場合、続行する前にユーザーIDおよびパスワードの入力が求められます。
ttCheck [ [-blkDir] [-compHeap] [-header] [-heap] [-indexHeap] [-log] [-permBlkDir] [-permHeap] [-tempBlkDir] [-tmpHeap] [-tables tblName [...]] [-users userName [...]] [-level levelNum] ] [...] [-m maxErrors] [-f outFile] [-v verbosity] {DSN | [-connstr] connStr | dspath}
ttCheckには次のオプションがあります。
test_dbデータ・ストアのすべての構造のチェックを行うには、次のように実行します。
ttCheck test_dbtest_dbデータ・ストアのすべての構造の健全性チェックを行うには、次のように実行します。
ttCheck -level 1 test_dbtest_dbデータ・ストアのすべての表のチェックを行うには、次のように実行します。
ttCheck -tables test_dbtest_dbデータ・ストアのすべての表の物理的構造および行内容のチェックを行うには、次のように実行します。
ttCheck -tables -level 3 test_dbtest_dbデータ・ストアのすべてのヒープ構造、行内容および索引の健全性チェックを行うには、次のように実行します。
ttCheck -heap -level 1 -tables -level 4 test_dbtest_dbデータ・ストアの表tab1およびtab2の物理的構造および行内容のチェックを行うには、次のように実行します。
ttCheck -tables tab1 tab2 -level 3 test_db
ttCheckによって返される情報は、主にオラクル社カスタマ・サポート・センターによってTimesTenデータ・ストアの内部データ構造の問題を診断するために使用されますが、システム管理者および開発者にとって役立つ場合があります。
ttCheckユーティリティは、システム上にアクティブなトランザクションがないときに実行する必要があります。これを確実に実行する方法はExclAccess=1を設定することです。共有データ・ストア上で実行され、他のトランザクションがアクティブな場合、実際はデータ・ストアに問題がない場合にも、ttCheckはエラーを返すことがあります。
ttCheckユーティリティは、データ・ストアの他の表と同じようにビューのチェックも行います。ただし、ビューの問合せの結果とビューの内容が一致するかどうかは確認できません。
構造を指定しない場合、ttCheckはすべての構造をチェックします。指定した表の名前やユーザーが検出されない場合は、エラーは返されません。
このユーティリティの実行には、時間がかかる場合があります。冗長レベル2によって、進捗状況のレポートを出力できます。
このユーティリティは、TimesTen Data Managerがインストールされている場合にのみサポートされます。